子供の成長・発達について
赤ちゃんが生まれてからきちんと神経学的な成長・発達ができているか観察されていますか?
成長のマイルストーン、睡眠、消化器系、
筋肉のトーン、左右差、身長と体重などの
チェックは必須です。
神経学的な成長・発達はかなり早い段階から
観察することができます。
親が知っていなければならない
子供の成長・発達チェックシート
– 睡眠 –
・赤ちゃんの頃に過敏性があり眠ることが難しかった(置くとすぐ起きたり、音などですぐ起きる)また成長過程で改善が見られない |
・布団に入ってから眠るまでに時間がかかる(30分以上) |
・夜中に何度も目が覚める、またその後すぐ眠ることができない |
・朝早い時間に起きてしまう |
・眠る前に不安、恐怖心、心配事が増える(指しゃぶり、トイレ、玄関など) |
・暗いと安心して眠れない |
・5 歳以上でのおねしょ(一週間でどのくらいの頻度か確認してください) |
・朝の倦怠感、身体の状態の悪さ |
・眠る直前まで携帯やテレビを見ている |
・眠る時間が常にイレギュラーになる(決まった時間に眠ることがない) |
– 消化器系 –
・赤ちゃんの頃から慢性的な便秘があり、成長過程でも改善が見られない |
・ミルクをうまく飲めない |
・好き嫌いが激しい |
・咀嚼がうまくできない |
・食べ方が汚い |
・吐き気、嘔吐、げっぷの頻度が多い |
・疲れやすさ |
・食後に腹痛、お腹の張りなどがある |
・おならをうまく出すことができない |
・パン、パスタ、うどん、乳製品、加工肉、市販のお菓子、ジュースなどを好む |
・腹痛、下痢の回数が多い |
・噛むこと・飲み込むことが難しく感じる |
・食感や食べ物の匂いの過敏性がある |
– 姿勢 –
・顔の傾き(左右どちらかに傾いている) |
・顔の向き(左右どちらかを向いている) |
・眼の高さ、肩の高さ、骨盤の高さに左右差がある |
・背骨を後ろから見たときに、脊柱の湾曲や左右の筋肉にアンバランスがある |
・背骨の周りの筋肉を触った時に左右差がある |
・背骨の周りの皮膚を見たときに左右差がある |
・椅子にまっすぐ座れない |
・横から見たときに顔が前方にシフトし、背中が丸く見える |
・脚長差がある |
・臀部の筋肉に左右差がある |
・眼の位置が左右同じに見えない |
・頚部の筋肉のトーンに明らかな差があ |
– 感覚過敏 –
・お風呂の温度に対して過剰に反応する |
・気温に対して適切な服装を着用できているか |
・感覚過敏により服を着ることが難しい、または決まった服しか着ることができない |
・お風呂あがりや水泳で髪が濡れることによる不快感の強さ |
・音や光の過敏性がある |
・他のクラスや外の音が気になり授業に集中できない |
・映画館などに音がうるさくて入れない |
・皮膚の過敏性 |
– 運動機能 –
・ハイハイをする時に腕と足の使い方に左右差がある |
・走るときに腕の振り方に左右差がある |
・靴底の減り方に左右差がある |
・書くことが難しい |
・ペンを握るのが苦手(太いペンのほうが楽) |
・手先の不器用さ |
・手に何か持っていたい |
・読み書きに時間がかかり何度やっても改善が見られない |
・目と手の協調性の不具合 |
・つまずきやすい、転倒しやすい |
・バランス感覚が悪い |
・教科書を読むときに何度も同じ行を読んでしまう(指を使う方がうまく読める) |
・文字を書くときに右下がりになったり、左下がりになったり、文字が大きくなったり、小さくなったりしてないか |
– 不安感、癇癪、落ち着きのなさ、その他 –
・環境の変化、ストレスの耐性が低い、順応性が低い |
・過剰なリアクション、衝動や欲求をコントロールできない |
・爪を噛むのをやめない、爪を切れない |
・髪をむしる、頭をぶつけるなどの行為がないか |
・椅子に座っているときに足をバタバタする |
・授業中の手遊びの多さ |
・じっとしていることができない |
・椅子からすぐ落ちてしまう |
・発汗の量が多く、左右差がある(手、脇、足) |
・指しゃぶりをやめない |
・夜やトイレに恐怖心がある |
・風邪を年に何度もひく |
・中耳炎を何度も繰り返す |